Helmで監視システムを簡単デプロイ

監視システムの概要

今回挑戦する監視システムの中身は以下の通りです。

  • フロントエンドにはGrafana
  • データを蓄積するところはPrometheusを使用
  • データを収集するところはnodeExporterを使用

Helmを使うことで、簡単にデプロイができすぐにkubernetesクラスタの監視が可能になります。 Grafanaで可視化のダッシュボードは提供されますが、デフォルトのままだと足りないと思われるかもしれません。

その場合はGrafanaLabでダッシュボードが公開されているので、参照しデプロイ後に追加したり、デプロイ時にダッシュボードが自動で追加されるようカスタマイズしてみましょう。

Helm Chartを選定する

Prometheusの導入

values.yamlは以下のURLに公開されています。

本ラボではこれまでと同様に persistent を適切なものに変更します。

helmコマンドで導入しましょう。

$ helm install stable/prometheus --version x.x.x --name prometheus

Grafanaの導入

Prometheusを導入したら今度はデータを可視化するためGrafanaを導入します。 Grafanaも同様にHelm Chartで導入しましょう。

Grafanaを外部公開するために Service を作成しましょう。

helmでインストールできるよう Prometheus と同様にvalues.yamlを以下のサイトを参考にし作成しましょう。

注釈

Rancherのアプリケーションカタログを使用するとより簡単にデプロイが可能です。 今回はPrometheusとGrafanaを別々に導入しましたが、Rancherのカタログ上には1つにまとめたものが存在し、 デプロイ時にパラメータを設定することでまとめてデプロイが可能になっています。